印刷美術

印刷美術PRINTING ART

印刷そのものが
アートになる

印刷には、原稿(原画)と全く同じものをつくる完全複製の世界と
印刷のメカニズムによってはじめて表現される独自の世界の
二つの概念があると博進堂は考えます。

美術作品を複製印刷する美術印刷に対して、
「印刷美術」は印刷物そのものを美術作品にするというものです。

美術印刷

オリジナルを完全複製することにより、同じ印刷物を大量に複写する。

印刷美術

印刷によって新しい効果を演出し、印刷そのものが美術作品になる。

※「印刷美術」は、1980年代、当時博進堂の経営指導にご尽力いただいた藤坂泰介氏と当時の社長 清水義晴によってその概念が生まれ、以後、社内の職人たちによって受け継がれている。

私のプリントには、プリントとしての良さがある。
博進堂のモノクロ印刷には、印刷としての価値がある。
写真家は、最終的に良い印刷で写真を残したいものです。
写真家 英 伸三 氏
久須美酒造カレンダーでは、英伸三氏の写真を4種あるモノクロ表現のひとつ、「ダブルトーン」で印刷。スミとグレーのオリジナルインキで刷ることで、より深みのあるモノクロになる。

印刷美術活動の
基本理念

現代の印刷技術が画一的・機械的になりつつある中、
もっと人間的な要素である「創意と工夫の精神」を印刷現場が育む、
印刷人の誇りと創作の喜びを感じられる活動。

先代から事業を引き継いだ頃、美術印刷部門を設立しました。その時に打ち出したコンセプトが「印刷美術」です。美術作品の現物をそのまま複製印刷する美術印刷に対して、「印刷美術」は印刷物そのものを美術作品にするというものです。ピカソが作品印刷を依頼する際、実物通りに複製する会社より、制作意図をよく理解して表現する会社に発注していたと知ったことも、「印刷美術」を追求するきっかけになりました。
四代目社長 清水義晴
昭和60年頃

博進堂の
作品集づくり

作品集は作家の方ご自身の活動を知らしめる有効な手段であり、
後世に残すことのできる価値ある媒体です。
博進堂では、作品集のほかにも展覧会のDMやチラシ・ポスター・パンフレットなど、
美術関連の印刷物を数多く手掛けています。
小ロットにして高品位の印刷が要求されるアート分野において、
文化芸術活動のパートナーとして画廊やアーティストの方々から確かな評価をいただいています。

アート作品の複製

まちごと美術館ことこと様

障がい者アートの複写撮影から、作家の意図を汲み取ったレタッチ、デジタル印刷機による高精細プリントまで、弊社職人の技術の結晶です。
ビビットな色合いの作品から繊細なタッチの作品まで、豊かな色域表現を可能とし、その再現性に大変ご満足いただいています。

作品名:馬頭観音 作家:塚田修二
事例集
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